悪貨良貨を駆逐
市中取引が銭貨によって盛んになると、現れる現象として、私製悪貨が現れて、良貨とともに通用され、しだいに悪貨が良貨を食ってしまうものです。
有名なグレシャムの法則は、16世紀末期に言われたことですが、日本では、既に15世紀半ば頃、良悪両貨の使用に苦心して、澤銭法という法令が出ました。
これは100文の中に精銭は必ず32枚以上が含まれなくてはならないという規定なのです。
寛永通宝では、江戸幕府は寛永13年(1636年)から始まってそれ以降通貨の鋳造を許し、全国に通用させましたが、銅・鉄・真鍮銭があり、名称は鋳造期間の年号に関係なく、幕末まで全国各地の銭座で鋳造された銭貨の総称です。
同通宝は銭種及び鋳造高では今までの中で最高です。
この技術が発展していき、鉄を加工できるようになり、今のロートアイアンや鉄製品があるのです。
オマケ。
昔から、悪魔ばらいという考え方があります。
刀・玉・鏡・紙・麻・米・塩・水・火などに、ある一種の魔力があって、すべての悪魔を逃散させることができると信じたのです。
その中でもっとも有効に働くものは貨幣であって、銅銭でした。
銅貨を投げることによって、あらゆる悪魔をはらうことができると信じたのです。
古銅銭がよく発掘されるのも、悪魔除けの役目を果たしたものでありましょう。
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